PTA本部役員選出委員会③くじ引きでPTA会長に…
PTA本部役員選出集会②選ばれる人は必然的に…のつづきになります。前回記事はこちら↓
本部役員となるメンバーが選出され、
今度は役職を決めることに。
「まずは、話し合いで決めてください」
「………………」
はい、沈黙です。
選出されたメンバーは、どうしていいか戸惑います。そこで、前年度の役員さんから救いの手?が差し出されました。
「まずはPTA会長を決めましょう」
「そ、そうですね」
「でわ、これを……」
そう言って手渡されたのは、
くじ引きです。
人数分しっかり用意されていました。
こうなることがわかっていたのでしょうね。
「当たりの人が会長ということで」
立候補者もいない。
話し合いじゃ決まらない。
みんな会長はやりたくない。
ぷるぷる震えながら、みんな順番にくじを引いていきました。
そして、みんなで一斉にくじをひらくと――
私が当たりを引きました。
あご外れるかと思いました。
年賀はがきも
宝くじも当たらないのに!
なぜ、当たる!?
唖然としているうちに、当たりを引いたことが周囲に発覚。
これまで役員経験とかないけどいいの?
え?え?私?大丈夫か?
予想外のことに、ぼうぜん自失です。
他のお母さんたちに
「がんばれ!」
「ファイト!」
「ドンマイ!」
すっごい応援されました。
やりたくない。
やる自信がない。
でも、そんなの言えない。
とまあ、会長以外の役職は話し合いでなんとか決定。なにをするかよくわからないまま、PTA本部役員は選出されたのでした。